「ドローンの楽しさ・便利さを全ての人に」
Sky Edge株式会社
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ドローンの可能性を考える

ここ数年で飛躍的に性能向上を果たしているドローン。自動航行システム、障害物回避機能、通信距離最大数キロという、少し前であれば実現不可能であった技術や機能が次々と開発・搭載されています。

そのドローンのあらゆる分野での活用可能性について事例をあげながらご説明します。

ドローンの可能性を考える

現在の主なドローンの活用事例は
●空撮
●測量
●農業活用
●保守点検
●災害状況確認
●輸送 の5分野で研究と本格的活用や活用に向けての法整備、各種テストが行われています。

それぞれの分野についての具体的な活用事例を交え、ご紹介して参ります。

空撮。バードビューの世界

人の目より高く、ヘリコプターよりも低い。その世界はまさに「鳥の目=バードビュー」の世界です。

空撮の有用性は高く、空撮技術や機能の応用によって、測量や災害活用、太陽光パネル保守点検など多くの分野に活用されています。

つまるところ、空撮できるドローンだからこそ、多様な活用が考えられ、検討されています。

その原点とも言える、ドローンの空撮の可能性についてご紹介していきましょう。

記憶の残る映像コンテンツの作成

観光スポットの紹介や、施設紹介、企業紹介、あるいはCMや各種メディアにおいて空撮映像が多く使われるようになって来ました。

それは、ドローンの話題性もあるとはいえ、ドローン視点=バードビューの映像が「記憶に残る」からでしょう。

今まで目にしたことのない、角度から、あるいは高さからの映像は新たな発見があるだけでなく、強い印象を残します。

サイト運営者でもあり、ドローンパイロットでもある筆者もその魅力を感じている一人です。

また、カメラ性能、飛行性能、ブレを吸収するジンバルの性能によって、滑らかな動画を撮影可能なのも、ドローンの空撮力が一気に高まった理由でもあります。

作品事例集でご紹介していますが、「積丹ブルーの世界【4K】」の動画を、2017年6月、国土交通省の承認申請を取得し、北海道の積丹エリアの空撮をして参りました。岩場と積丹ブルーのコントラスト。周りに広がる緑の美しさは素晴らしいシチュエーションでした。

このようなアングルの動画が撮影できるのもドローンならではでしょう。

「インパクトのある動画」、「印象に残る動画」あるいは写真を撮るなら、ドローンによる空撮は大きな価値を提供してくれます。

太陽光パネルなどの保守点検分野での活用

安定した飛行、自動飛行システム、高解像度カメラ、ジンバル。これらの機能を活かした活用の一例が「太陽光パネル」や建造物の保守点検です。

クオリティの高い空撮力によって、対象物に近接した上空から写真や動画を撮ることができるため、保守点検にはうってつけです。

太陽光パネルなどは撮影した写真データをコンピューターソフトで分析することで、劣化しているパネルの箇所を特定できます。

実際の業務としても、数十時間レベルの訓練を受けることで対応可能なほどドローンの性能は進化しています。

ドローンの性能向上に伴い、保守点検への活用分野は拡大しており、橋梁点検、鉄塔、電線などの点検にも応用されつつあり、近い将来、実用化できるよう政府主体の法整備が進んでおります。

橋梁点検は現状では人の目でしか正式な点検資料として認められていませんが、規制緩和等によりドローンで撮影した写真と分析データが公式なものとして認められる時代がすぐそこに来ています。

測量分野での活用

2015年11月。建設現場の生産性向上を目的として「i-Construction」推進が国土交通省から宣言されました。

2016年3月には「ICT技術の全面的な活用(土工)」の実施方針が提示され、3次元データによる15の新基準、新たな積算基準が2016年4月より導入されています。

i-Constructionが目指すもの
◾️一人一人の生産性を向上させ、企業の経営環境を改善
◾️建設現場に携わる人の賃金水準の向上を図るなど、魅力ある建設現場へ
◾️建設現場での死亡事故ゼロに
◾️「きつい、危険、汚い」から「給与、休暇、希望」を目指して

土工分野においては、i-Constructionの指針に基づき、ドローン活用による三次元測量が活用され始めています。

①起工測量
ドローン(=UAV)による写真測量等により、短時間で面的(高密度)な三次元測量を行えるようになって来ました。点群処理ソフトと合わせることで三次元点群データが作成可能です。
②設計・施工計画
三次元測量データと設計画面の差分から施工量(切土、盛土量)を自動算出。土量計算、三次元データ作成も簡単にできるようになっています。
③施工
三次元設計データ等により、ICT建設機械の自動制御が可能に
④検査
三次元測量を活用した検査等により、出来高の書類が不要になり、検査項目が半減します。

ドローン+コンピューターソフトの活用で、高効率な成果出力が可能になります。

農業分野での活用

農業分野での活用には大きく分けて二つの流れがあります。

●農薬散布・肥料散布業務
●写真撮影による生育状況の確認及び分析(精密農業)

農薬散布・肥料散布へのドローン活用

昨年から今年にかけ、農薬散布ドローンが数機種、農水協の認可を受け、すでに全国の農家で活用されています。農薬散布はこれまで、人の手による方法やラジコンヘリコプターによる方法がありました。

従前のラジコンヘリコプターより小さく、軽いドローンは運用コストの低減、運用も容易になっており、農家の方ご自身が農薬散布オペレーターの資格を取得し、ドローンの活用をされている農家の方が増えて来ております。

自動飛行や、低高度飛行などにより効率的かつ有効性の高い農薬散布・肥料散布が可能になっております。

生育状況の確認・分析データの活用。時代は精密農業へ

ドローンのもつ空撮力はここでも威力を発揮します。

畑をカメラで撮影し、コンピューターソフトによって写真データを分析することで、作物の生育状況を把握することができるようになりました。

その情報を元に、肥料散布計画や農薬散布計画をたて、ドローンで各種薬剤の散布を行うことで、作物の生産量向上を実現します。不必要な薬剤散布も減り、コストも削減できます。

また雑草の状況などもつぶさに確認できるため、除草剤などの散布も効率的に行うことができるようになります。

農業先進国フランスでは、この精密農業を活用することで生産性向上を図っています。

また大規模農業を展開するアメリカでも活用が進んでおり、将来の人口増に向けての食糧不足問題を解消する動きが積極的に展開されています。

農作物の自給率問題や後継問題、農業就労者の高齢化問題などが取り沙汰される日本農業界にとっても、生産性向上、収穫量アップ、効率化は避けては通れない道であり、ドローン活用による農業分野の発展が期待されています。

災害におけるドローン活用

災害被害調査、災害地への薬品、食料品などの搬送など、活用事例が増えて来ています。

大規模災害に限らず、諸外国では火災時の状況把握や、赤外線カメラを使用して建物内部の人を検知させ救助の効率を高める活用も実践され始めています。

ヘリコプターでできないこと。人の手だけでは難しいことを支援するツールとしてその活用法は広がっていくのは間違いありません。

それもこれも安全性、利便性が向上しているからこそ。

輸送分野での活用

無線電波だけでない方法で自動飛行が可能になって来たドローン。

その有用性は輸送分野での活躍が大きな期待を寄せています。

政府主体のドローン特区においては、あらゆるケースの実用試験がすでに行われており、さらなる輸送へのドローン活用が進んで来ています。

特に離島など輸送手段が限られているエリアへの活用が、実現へ向けて数々のテスト飛行が行われています。

今後は、通販業者による都市部や人口密集地域でのドローン輸送も実現される可能性があります。

そう遠くない未来に、ドローンが街中の空を飛んでいる。そんな時代が来るかもしれません。

ドローンの可能性まとめ

障害物回避機能、無線電波に依存しない自動飛行、法整備が進むことで、あげた5つの分野のみならず多くの分野で活用されるであろうドローン。

5年後の2022年には市場規模は今の6倍になると言われ、2000億円を突破するという予測も出ています。

その多くをしめるのが、農業、測量といったサービス分野。

効率性、コスト削減など大きなメリットがあるだけに、これらの分野での活用は飛躍的な速度で上がっていくのは間違いありません。

政府は活用に向けての規制緩和を行いながら、農業生産物の自給率アップや、土木建設分野での低コスト化と、実際に現場に携わる従事者の待遇改善を目論んでいます。

日本の経済に大きな影響を与える二分野だけに、ドローン普及による成果を期待したいところです。

つまり、ドローンのあらゆる分野への活用は、もはや止められない流れになって来ています。

そのためには安全な機体開発、安全な運用、正しい知識を持つパイロットや運用者の育成が急がれます。

ドローンはまさにインターネットが世界を変えたように、多くの分野へ大きな影響を与える可能性を秘めています。

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