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DJIインテリジェントバッテリーとの上手な付き合い方

【この記事でわかること】

DJIのインテリジェントバッテリーの正しい取り扱い方を解説

こんな問題や悩み、聞いたことありませんか?
●過放電でバッテリーが死んでしまった! どうしよう?
●自己放電機能ついてるけど、どう使ったらよいか?
●ストレージモードで充電したいけど。。。?

バッテリートラブルを防ぐための情報満載です!

DJIインテリジェントバッテリーとの上手な付き合い方

残量チェックをボタン一つで出来てしまう、インテリジェントバッテリー。
多機能がゆえに、良い面と悪い面があります!

正しい取り扱いでライフを長く、そして安心してフライトできるノウハウをお届けします!

過放電でバッテリーが死んでしまった!?

なぜ、過放電が起きるのか?

実は、これがインテリジェントバッテリーの弱点、デメリットといえます。

新品状態で過放電!?

電圧チェック機能や自己放電機能があるためか、DJIのインテリジェントバッテリーは自己放電が通常のLipoよりも多いです。

DJI最初のファントム2 Vision+に採用されたインテリジェントバッテリーは未使用バッテリーの過放電が多くみられました。

ファントム3、4では改善されているようで、新品の過放電は少なりましたが、ゼロではないようです。その理由は、インテリジェントであるがゆえ、バッテリー状態をチェックするために微小の電力を消費しているためでしょう。

使用後の放置での過放電

飛行&空撮を終えたドローンのバッテリーを充電せずに放置しておくと! 過放電おきます。

そうすると、充電ができなくなるという「トラブル」起こしてしまうんですね。
また、これは通常のLipoにもいえるのですが、電流が低い状態が続くと、セルが再活性しなくなって電池としての機能がなくなってしまうこともあるようです。

使用後には必ず充電を!

飛行後、容量が減ったバッテリーはあまり期間をおかず、充電してください。

DJI純正充電器であれば満充電に。
社外の対応充電器の場合は、次回の飛行予定が10日以上あるのであればストレージモードで充電してください。
後ほど、おススメの充電器情報をお伝えします。

過放電でバッテリーが死んでしまった場合の対処

ごめんなさい。DJIのインテリジェントバッテリーの場合、お役に立てる情報はいまのところありません。といいたいところですが、リスクをご承知いただける前提であれば対処方法があります!

2018/1/22追記
ファントム4のバッテリーの過放電でお客様からお問い合わせいただき検証したところ、以下に記載した方法では復活できませんでした。インテリジェントバッテリーの保護回路の影響かも知れません。
DJIサポートにも確認しましたが、解決策はないとのこと。
したがって、以下の情報は通常のLipoバッテリーの場合の対応方法となります。ご了承ください。

充電できない通常のLipoを復活させる方法

Lipoモードで充電をかけようとしても、充電できないバッテリーの場合
1 充電器の充電をニッカドモードでにし、1分から最高5分充電し、停止
2 Lipoモードに切り替え、バランスモードあるいはストレージモードで充電

このステップで大概のLipoは復活します。

ただし、劣化によって充電できないバッテリーの場合、
充電できない。あるいは、温度上昇⇒発火なんてこともありえますので、あくまでも自己責任でお願いします。

この作業をする場合は、ストレージバッグなどで発火などにも対応できるようにして充電をしてください!

わたしのラジコンショップで販売しているLipoバッテリーがLipoモードで充電できない状態でしたが、この方法で復活しました!

充電できなくなったLipoバッテリーはセル間の電圧差が0.36Vありました。

ニッカドモードで1分ほど充電後のセル電圧差です。

セル間の電圧差はなんと致命的な0.36Vでしたが、この後、バランス充電と放電を3回トライしてみました。

Lipoバッテリーバランス充電途中経過。セル間電圧差は0.11Vに

バランス充電1回目途中経過

3回目終了時には、電圧差は0.01Vになりました!

バランス充電3回目後、ストレージモード充電完了。電圧差は0.01V

バランス充電3回目後、ストレージモード充電完了

インテリジェントバッテリーの再復活は充電器次第

いまのところ、DJIファントム専用充電器として出ているもので、ニッカドモードに切り替えてバッテリー復活の作業を行える充電器はありません。

しかし、手立てはまだあります!

2018/1/22追記

先述のように、インテリジェントバッテリーではニッカドモードでも充電不可能となり、復活はできないことがわかりました。

DJIインテリジェントバッテリーはLiHV対応充電器で充電可能!?

Mavic用についてはSKYRCから「e660チャージャー」でMavicモードがあります。
専用のオプションケーブルと同時購入することで、Mavicのバッテリーは充電が可能です。

アメリカの「Venom」社では、同様のファントム2/3用、ファントム4用、インスパイア用の充電ケーブルが出ています。

このケーブルを使うことでDJIのインテリジェントバッテリーを通常のLiHVバッテリー対応充電器で充電可能です! (Venom本社に確認済みです!)

DJIドローンが日本の比ではないレベルで使われているアメリカで! 実証済みの情報です。LiHV対応充電器と専用ケーブルがあれば充電できてしまうわけです!

それもそのはず、DJIのインテリジェントバッテリーはバッテリー本体に自己バランス機能が搭載されています。ファントム4の純正充電器では0.03V以内の精度があります。
わたしの経験上、大抵の場合は、0.01Vの範囲に収まるので、DJIインテリジェントバッテリーはバランス充電する必要がないようです。

ただ、自己放電機能が作動するとセル間の電圧差は広がっていきます。私の経験上、0.04V程度のバラつきが出てきますね。

ちなみにファントム4のバッテリーをLiHV対応の充電器でチャージする時の推奨値は15.2V(4セル)、5.4Aで充電すればOKです!
(これもVenom社に確認済みです)

Mavicの場合は、同様にLiHV充電器でチャージする場合は1C充電をおススメします。
マービックのバッテリーは3830mAhなので、3.8Aで良いと思います!

ファントム4プロ用のバッテリーは、5850mAhなので5.8A充電ですね!

DJI製品の充電器選び

DJI純正の充電器はスマートですし、サードパーティーのハブもカッコイイものが多いです。

ハブではLipoバッテリーのコンディションを維持するためのストレージモードやサイクルモードでの充電はできません。

そこで登場するのが、DJIインテリジェントバッテリー専用の「充電マシーン」です!

見た目もプロフェッショナル! G-forceマルチチャージングドッグforファントムスマートバッテリー

G-ForceのHPより引用

 Mavic ProPhantom4
最大上昇速度5m/s
スポーツモード
6m/s
スポーツモード
最大速度64.8km/h
スポーツモード
72km/h
スポーツモード
限界高度5000m6000m
最大フライト時間27分28分
重量743g1380g

見た目もプロフェッショナルですよね! バッテリーのみならず、送信機や操作用のタブレット&スマホも一気にチャージできるスグレものです!

アマゾンでは41,472円で販売されています。

この製品はインポーターのG-Forceさんが、日本で使えるように「電気用品安全法」に基づくPSEを取得。 もちろん、日本語マニュアルも用意されていますよ。

充電器については「ひし形のPSEマーク」を表示する必要があり、第三者機関による認証が必須です。
「ひし形のPSEマーク」付きの製品を販売している業者は、きっちりコストをかけて製品自体と製品管理をしっかりとやっているといえるんですね。

4本同時充電可能! ハイテック・マルチチャージャーX4 AC PLUS 300

HitecマルチプレックスジャパンHPより引用

DJIインテリジェントバッテリーを充電可能なLiHVモード搭載で4本同時充電できちゃいます!

コイツに先述のSKY RCのMavic用やVenomのファントム用、インスパイア用のケーブルを使えばOKです。

ただし、このケーブルが手に入らないんですよ。

Venomの本社オンラインショップで「Phantom3」用、「Phantom4」用のケーブル各1本を注文するだけで、送料がなんと122.89USD!!! とめっちゃ高い。
10本ずつにしてみると、なんと送料がそのまま10倍に。

これは正直買えません。

ドローンショップDronepowerの運営者でありインポーターを自負する私。

このあたりの製品がもっと手軽に手に入らないか、交渉をすることにしました!
交渉が固まり次第、販売出来ればよいなあと考えています(笑)

過放電バッテリーが死んでしまった!? まとめ

ファントム4のバッテリーでも自己放電のせいか、新品にもかかわらず充電できないというトラブル。ないわけではないようです。

またLipoバッテリーはストレージモードを活用することで、寿命を延ばすことができると言われています。

DJI純正充電器ではストレージモードやサイクルモードがありません。

そのため、自己放電機能がついてはいるのですが、長期保存の場合は過放電のリスクは少なからずあります。

その点、ストレージモードがあるG-Forceの充電器はあると便利ですよ!
定期的にメンテしてあげることで、状態を良く保てますから!

また、さすがにG-Forceの4万円オーバーは高いというのであれば、ハイテックの1本充電タイプがおススメです。6000円ちょっとからゲットできます。しかし、現状では対応の専用ケーブルが手に入らないので、まだ選択肢には入ってこないかと。。。

このLiHV対応充電器+専用ケーブルの組み合わせは、過放電で死んでしまったバッテリーを自己責任とはいえ、復活できる可能性があるので、使えるなあと思っています。

近い将来、このパッケージも手に入るようになるのでしょう!

DJIインテリジェントバッテリー自己放電機能の賢い使い方

ファントム2以降でDJIドローン用として使われているインテリジェントバッテリー。

ファントム2やファントム3用はサードパーティー製品も出てきていますね。

ファントム4用やマービックがまだ出ていないところを見ると、技術的に他社では実現ができないものがあるのかもしれません。

DJI製インテリジェントバッテリーの特徴の一つ自己放電機能

初期設定では
満充電後10日経過すると、自己放電を開始。3日で60%程度の容量まで放電します。
放電開始の設定は1日から10日までDJI Goアプリを使って設定可能です。

テストでファントム3のバッテリーをの放電設定を1日にしてみたところ、満充電から1日で容量は89%になっていました。

あと3日で60%程度になると思われるので引き続き検証します。

【2017年4月4日追記】
バッテリー残量を確認してみたところ61%に! しっかりと放電されていました。

【2017年5月16日追記】
バッテリー残量が44%に。明らかに自己放電があることがわかりました。1か月半でここまで下がるとなると、半年たつとどうなるのか? やはり予備バッテリーを購入する際には、回転率が高く管理が徹底している代理店経由がベターだと思いました。
また、過放電になるとDJI純正バッテリーでは充電できなくなる場合もあるようなので、社外充電器が使える環境になれば、過放電によるバッテリー不良トラブルは少なくできそうです!

【2017年6月9日追記】
バッテリー残量は35%に。やはり自己放電があります。約2ヶ月で26%放電されたことになります! この経過を見る限り、1ヶ月あたり12~13%放電されるので、60%の状態から約5ヶ月で残量0になることが予測されます。ということは、4ヶ月程度で残量が10%台になる可能性があるので、再度充電するのが理想的のようです。

しかし、そうなるとストレージモードの充電ができる充電器が欲しくなりますね(笑)!

ファントム3スタンダード20170404バッテリー残量

20170404ファントム3STDのバッテリー残量

また、この後の放電状況もチェックしていき、過放電になるかどうかも見ていきますよ!

【2017年4月8日追記】
バッテリー残量が58%に。セル間のバランスも崩れてきました

放電レベルはどこまで許容できるか?

一般的にLipoバッテリーのストレージ状態として理想的なのは、全容量の50%から65%と言われています。

50%を明らかに下回る40%台になるようであれば、もう一度ストレージモードで充電するか、満充電することをおススメします。

また、通常Lipoは自己放電がなく、ストレージモードで充電すると、そのまま一冬こしても問題はありません。
これは冬期間。ほぼラジコンがお休みの北海道人として検証済みです(笑)

しかし、DJIのインテリジェントバッテリーでは、わずかとはいえ自己放電があるため、長期間充電しないでいると容量が低下している場合があるので、要注意です。

先述のように、ファントム3のバッテリーを使って、放電状態の推移を検証していきますので、改めて加筆して情報を提供いたします!

というわけで、もし容量が40%台になっていたら!
DJI製充電器をお持ちの方は一度、充電する方が良いでしょうね。

またG-Forceなどのストレージモード付であれば、ストレージ充電を再度行えばOKです。

DJIインテリジェントバッテリー自己放電機能の賢い使い方まとめ

自己放電機能に加え、自然放電があるDJIのインテリジェントバッテリーは、定期的な容量チェックが必須と考えます!

定期な管理のための容量チェックと場合によっては再充電が必要です。

純正品は
Phantom4Pro用 20,000円
Phantom4用 19,000円
Phantom3用 18,000円
Mavic用 10,584円 とかなり高価です。

過放電でバッテリーをダメにしてしまうのは、本当にもったいないです。
手間だとは思いますが、きっちりとケアすることをおススメします!

やっぱり、サードパーティーの充電器が使えたらいいなあ・・・(笑)

DJIインテリジェントバッテリーとの上手な付き合い方まとめ

振り返り! インテリジェントバッテリーのメリットは

●飛行前にインジケーターで容量確認ができる!
●自己放電機能によりバッテリーが長持ち
●電極の差し間違いはゼロ!

このメリットは大きいですよ! 一般のLipoバッテリーの場合、現場で容量をチェックするために、必ずLipoチェッカーで容量とセル間のバランスを確認する必要があります。

DJIのバッテリーは
1 インジケーターで容量チェックOKなら基本使用可能
2 念のため、アプリでセル間の差異をチェック⇒セル間0.06V以内
3 バッテリー温度をチェック⇒15℃以上
これでOKなら飛行問題なしです。

裏を返せば、この3つをクリアしていない場合で、どうしても飛ばさなければならない状況では、バッテリー容量には注意を払うだけでなく、飛行距離、時間などに通常以上に気を使う必要があります!

とはいえ、この3つのステップでバッテリーの状態を把握できるのは素晴らしいシステムです。

通常のLipoではこうはいきませんから(笑)

DJIインテリジェントバッテリーのデメリット

●価格が高い(笑)
●自然放電がある

2018/1/22 追記
バッテリーを長期間放置すると自己放電によってバッテリーが過放電状態となり使用できなくなります。
DJIのインテリジェントバッテリーは定期的にストレージ充電が必須となります!

自然放電はきっちりとした管理をするだけで、解消できるのでデメリットではないですね(笑)
手間はかかりますが。。。

DJIドローンの飛行を支えるインテリジェントバッテリー。正しい方法で持てるポテンシャルを活かして、ドローンをもっと楽しみましょう!!

Comments (7)
  1. 古川一貴 より:

    はじめまして。
    こちらの記事を拝見させていただきました。
    Phantom4のバッテリーが過放電でなんとか回復しないかと思いチャレンジしたのですが駄目でした。
    充電用のケーブルは似たようなのを入手したのですが、充電器が駄目なようで充電器側でエラー表示となりました。
    Venom社以外で何かあればとコメント残させていただきました。
    アドバイスあればよろしくお願いします。

    1. happydrone より:

      古川様

      メッセージありがとうございます。
      充電器のモードはニッカドで試されたと思いますが
      残念ながらLipoの再活性は、記事の方法以外には私も知識がありません。

      P4のバッテリー側でブロックがかかっている可能性もあります。
      ちなみに充電器はどちらをお使いでしょう?

      もし、古川様が良ければ、お持ちのケーブルとバッテリーを送って頂ければ
      当方で検証することはできます。

      ただし、通常の使用方法ではないので
      ・破損などの可能性
      ・バッテリーの寿命が縮まる可能性
      ・セル間の電圧差が発生する可能性 などのリスクが考えられます。

      これらの点をご理解いただけるのであれば対応させていただきます。
      こちらへの送料と、こちらからの送料をご負担いただければ作業代金、無償で対応いたします。

      よろしくお願いいたします。

      松永和仁

  2. 古川一貴 より:

    松永さま

    返信ありがとうございます。
    是非お願いします。
    バッテリーとケーブルを今週末にでも発送させて頂きますのでよろしくお願いします。

    また、こちらへの発送も着払い発送して頂ければと思います。

    厚かましいお願いかと思いますが何卒よろしくお願いいたします。

  3. とくちゃん より:

    はじめまして。
    こちらのHPを拝見させていただきました。

    MAVICを所有しております。
    バッテリーですが、満充電から半分位使い半年くらい触らなかったら過放電で充電できなくなってしまいました。

    それも、1回か2回かしか使っていないバッテリーです。

    残念すぎます。

    ドローンの前に少しだけヘリのラジコンをしていたのでリポの充電器はあるのですが、インテリジェントバッテリーのコネクターがありません。

    どこででに入りるものでしょうか?
    また、ピン番号も分かりません。
    お分かりなら教えて頂けませんか?
    よろしくお願いします。

    1. happydrone より:

      初めまして。
      お問い合わせありがとうございます。

      販売しているショップのURLをお送ります。
      海外ですが購入できると思います。
      ダメだったらごめんなさい。

      https://www.rcfox.de/SK600023-06-SkyRC-SkyRC-DJI-Mavic-Adapter-cable
      https://aeromind.pl/product-eng-1759-Kabel-ladowania-SkyRC-do-DJI-Mavic.html

      これを使って試してみてください。

      よろしくお願いいたします。

      松永

  4. mymy より:

    記事を拝見させていただきました。
    私もP4のバッテリーを購入後、半年ほど未開封のまま置いておいたら充電出来なくなっていました。
    メーカーに確認すると過放電で充電出来なくなっているとの事で、30%引きで販売するとのことなのですが、定価が高いだけに購入をためらっています。
    そこでご相談なのですが、復活の作業をお願いする事は出来ませんでしょうか?
    ダメ元で壊れても結構です。
    何卒宜しくお願い致します。

    1. happydrone より:

      mymy様

      コメントありがとうございます。
      記事にも追記いたしましたが、過放電状態のDJIインテリジェントバッテリーは
      充電できません。
      保護回路のないLipoはニッカドバッテリーモードなどで充電できますが
      DJI製品は保護回路の影響で不可能です。

      先日、別の方のバッテリーの復活を試みましたが
      出来ませんでした。

      お役に立てず申し訳ございません。
      DJIでの割引購入が最善策かと思います。

      よろしくお願いします。

      SkyEdge
      ドローン担当者 松永

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